もう直ぐ梅雨明けで本格的な夏がやってきますね。
暑さにばててないですか?

かくいう私も、先週末に(おそらく)熱中症になりました…
鍼灸師側の不調って患者さんに話すことないのだけど、
そりゃ人間ですもの、ありますよ!

でもいいんです、自分で気づいて、対処できて、こんなもん。で済む不調なら。
というお話を患者さんとしたので、こちらにも。

サインに気づくこと


鍼灸院って、施術の前にたっくさん質問をします。

例えば「生理のこと」

痛みはある?どんな痛み?
いつ痛む?何すると楽になる?

出血は何日?何色?塊は?
期間は?

サイクルは?早くなる、遅くなる?

生理前の症状は?
イライラ?だるい?

と…どれもこれも施術の指針を決めるのに必要なこと。

そうすると、あれ?わたしこんな生理の状態なんだな〜
と、気づくわけです。

鍼灸の回数を重ねていくと
より鮮明に、そして変化もしていきます。

それは「不調が現れた」わけではなく
「変化に気づけるようになった」
だけなんですよ!

自分の体のサインに目を向けれてる
こんな素晴らしいことない!とわたしは思うんです。

「不調」じゃなくて「サイン」

冒頭の「熱中症」
これもしっかりサインが出ていました。

胃もたれのような重たさ
ズキズキとした痛み
(直ぐ消化器に影響でるんです、わたし)
そして、便秘…

あらあら…と思って
冷たいもの控えて
温泉に行ってしっかり汗を出して

体の中に籠った熱を発散!

こうやってちょっとのサインの時に気づいて
対処すると、案外大崩れすることなく過ごせるもの。

「不調」じゃなく「サイン」のうちは
とっても簡単な養生でまた元通りに元気になれるんです。

なので自分の体の声にぜひ敏感になってみてね。

そして、元気な自分に戻れた暁には
自信持って、自分の体を愛してあげてほしいです!

しなやかさは「強さ」


小さな揺らぎの中で、たくましく生きていきたいものですよね。
体も、心も!

「柳に雪折れなし」という言葉が大好きなんです。

柔らかな柳は、雪が積もってもしなって雪を振り落とします。
一方、強くて堅くて一見強そうな木でも雪が降り積もれば折れてしまします。

しなやかで柔らかいものは、いっときの変化はあっても
耐える力を持っています。

わたしも、不調という揺らぎはあれど
そういった強さを備えて、毎日を過ごしていきたいなと思っています。

いいんですよ、あれ?いつもと違うぞ。があっても!
その気づきを見逃さず、ちょっと丁寧に扱ってあげたら十分に心身は応えてくれますから。

自分自身も、子供達に対しても
もちろん患者さんに対しても。

「こんなもんなら大丈夫」の自信を持って今年の暑い夏を乗り越えていきたいです!