「なんで排卵していないのに生理がくるの?」
先日、妊活中の患者さんから、こんな疑問を聞かせていただきました。
病院で疑問に思ってもなかなかその場で質問できないですよね。
このかたも、モヤモヤっとしたままだったそうです。
生理がくるのを待つ、もどかしい時間。
妊活中は、自分の体のことなのに、わからないことがたくさんありますよね。
今回は、そんな患者さんと一緒に、生理やホルモンの仕組みについてお話しをしました。
そして帰り際には
「すごくスッキリ!納得できました。」
と晴れやかな表情に。
この瞬間、私は不妊カウンセラーの資格を取得して本当によかったなと思いました。
排卵していなくても、生理のような出血が
まずは知っておいてほしいものは、排卵していなくても生理のような出血が起こることはある。ということ。
通常の月経は、卵胞が育ち、排卵が起こり、その後のホルモンの変化によって子宮内膜が剥がれ落ちる事で起こります。
でも、排卵が起こらない周期でも、ホルモンによって子宮内膜が変化し、出血することがあります。
これを無排卵性月経と呼ぶことがあります。
つまり、出血があったからと言って、必ず排卵しているとは限らないんですね。
ただし、出血の原因は様々です。
排卵していないと思っても、実際の排卵の状況や出血の原因は、クリニックで確認する必要があります。
妊活中は、生理がきたことに一喜一憂する事もあるかと思います。
だからこそ、体の中で何が起きているかをしることが大切なんです。
生理とホルモンの関係、卵胞が育つ仕組み
今回の患者さんとは、ホルモンの種類やそれらが生理周期に合わせてどう変化するかについてお話しをしました。
例えば、卵胞が育つときに関わるFSH。
卵胞が育つに連れて、卵胞からはエストロゲンが分泌されます。
そして排卵の引き金となるのが、LHの急激な上昇です。
排卵後には、黄体から分泌されるプロゲステロンが内膜を整えます。
それから司令塔の脳についても説明しながら、
それぞれのホルモンの連携について流れをお話ししました。
なかなかイメージしにくいホルモンですが、
それぞれのホルモンが、いつ、なんのために働いているかがわかると、
自分の体の中で起きていることが理解しやすくなります。
今回も一つひとつ説明をすることで
「すごくスッキリ!」と笑顔を見せてくださいました。
わからなかったことが分かる。
体の仕組みをしる。
それだけでも、気持ちが少し変わりますよね。
妊活中のなんで?をそのままにしない
妊活中は色々と敏感になります。
生理がきた
排卵がうまくいかなかった
検査結果が気になる
その度に、様々な疑問や不安が生まれると思います。
病院では聞きそびれてしまったこと
先生に質問したけど、結局よくわからなかった
そんな疑問もぜひ聞かせてください。
私は鍼灸師として体の状態をみるだけではなく
不妊カウンセラーとして、妊活中の方が抱える疑問や気持ちにも寄り添いたいと思っています。
もちろん鍼灸院では病気の診断をしたり、検査結果だけで排卵の有無を判断することはできません。
クリニックで必要なことは確認をしていただきながら、体の仕組みを理解し、
自分の体と向き合うお手伝いをしていきたいのです。
今回患者さんから「すごいですね、ゆきさん」
と言っていただきました。
ちょっと照れくさかったけれど、とても嬉しかったです。
不妊カウンセラーの資格を取得して、こうして患者さんの疑問に答えたり、
不安な気持ちを受け止めれる場所があって本当によかった!
心からそう思いました。
わからないことを一つずつ理解して行くことで、必要異常に焦らず、自分自身と向き合える事もあります。
妊活中のなんで?を一緒に紐解いていきましょう。
体のことも、ホルモンのことも、心のことも。
安心して相談できる場所でありたいと思っています。