学校や職場での「インフルエンザが周りで流行っていて…」のお話、本当によく聞きます。
子供の通う小学校は学級閉鎖はないけれど
長期で休んでいる子がたまにいる様子。
子供たちにも「免疫アップ大作戦だー!」と言いながら、鍼灸してます。
今日は、そんな免疫力と鍼灸のことについて、書きます。
インフルエンザが流行する時、体では何が起きている?
毎年のように流行するインフルエンザ。
「人混みに行くのが不安」
「家族が次々移って心配」というお声もよく聞きます。
インフルエンザが広がりやすい理由の一つは、気温差や乾燥で私たちの体が疲れやすく、免疫が落ちる時期だからです。
睡眠不足やストレス、冷えなどが重なると、体はウイルスへの抵抗力を保ちにくくなります。
実は普段のちょっとした体調でも免疫は大きく変わるもの。
肩こりや冷え、胃腸の不調など「いつものこと」と思っている症状が、実は免疫の低下につながっていることもあるんです。
東洋医学で考える「免疫」とは
東洋医学では免疫力に近い考え方として「衛気(えき)」という言葉があります。
これは体が本来持っている「自分を守る力」のこと。
鍼灸ではこの衛気をしっかり働かせるために
・気血の巡り
・自律神経のバランス
・胃腸の働き
・冷えの改善
を取り組んでいきます。
特に免疫と深い関わりがあるのが
「血流」と「自律神経」
血流が悪いと、ウイルスと戦う細胞が必要なところに届きにくくなりますし、
自律神経が乱れると、免疫も落ちてしまいます。
鍼灸でツボを刺激すると、緊張が緩み、自然と血流が巡るようになります。
「体がポカポカしてきた」
「深く眠れるようになった」
といった変化は、免疫が働きやすくなったサインです。
今日からできる予防ケア
インフルエンザが流行している今こそ、日常のケアがとても大切です。
すぐにできる予防ケアは
・しっかり睡眠をとる
・朝晩の冷え対策(首、お腹、足首を温める)
・胃腸に負担をかけすぎない
・ぬるめのお風呂でリラックス
・深呼吸して自律神経を整える
そうしてケアを続けていても
「なんとなく疲れが取れない」
「冷えが強い」
と感じる方には、鍼灸がとても相性の良いサポートになります。
鍼灸は症状だけでなく体全体を整えることで、季節に負けない体つくりを後押ししてくれます。
寒さが深まる今、無理をせず、ご自身の体に優しく目を向けてあげてくださいね。
あなたの体が健やかに、そして安心して冬を過ごせますように。
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